ラズパイ1日目②:ラズパイにWi-Fiと固定IPアドレスを設定する
記事用に撮ったScreenShotやログを共有フォルダにアップしたい!
2台分キーボード・マウスを使うせいで机が狭い!ラズパイをリモート接続で操作したい!
というわけで、ラズパイにWi-Fi、固定IPアドレスを設定します。
Wi-Fi設定
Wi-Fiの設定方法には、
の2つがあります。私はCUIの方でチャレンジ!
GUIで設定したい場合は、こちらの記事が参考になります。
www.fabshop.jp
wpa_supplicant.confを編集する
Terminalからnano(テキストエディタ)でwpa_supplicant.confを編集します。
$ sudo nano /etc/wpa_supplicate/wpa_supplicant.conf
nano(テキストエディタ)でwpa_supplicant.confを開いたら、直接以下のように変更します。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ ssid="[ssid]" psk="[password]" }
[ssid]と[password]部分を書き換えます。Wi-Fiパスワードとなるpskは暗号化した方が安全ですが、面倒ひとまず個人利用なので平文のまま設定しました。平文を設定する場合は、パスワード文字列を「"(ダブルクォーテーション)」で囲みます。
パスワードを暗号化したいという方は、こちらの記事が参考になります。
※RaspbianバージョンStretch以降、interfacesの設定はできないようです。古い情報の記事があるので、設定時には注意しましょう。
Wi-Fiを再起動する
TerminalからWi-Fiを停止、再起動します。
$ ifdown wlan0 $ ifup wlan0
「wlan0」は無線LANを意味します。有線LANを使用している場合は「wlan1」を指定します。 これでWi-Fi接続ができるようになりました。
リモート接続設定
リモート接続(SSH)をするためには、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)で動的に割り合てられるIPアドレスを停止して、固定IPアドレスに変更する必要があります。
dhcpcd.confを編集する
Terminalからnano(テキストエディタ)でdhcpcd.confを編集します。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf
nano(テキストエディタ)でdhcpcd.confを開いたら、最終行に以下を追加します。
interface wlan0 static ip_address=192.168.x.x/2x static routers=192.168.x.x static domain_name_servers=192.168.x.x
「wlan0」は無線LANを意味します。有線LANを使用している場合は「wlan1」を指定します。「static ip_address=192.168.x.x/2x」には固定IPアドレス/ポートを指定します。「static routers=192.168.x.x」「static domain_name_servers=192.168.x.x」は実際のネットワーク環境に合わせて設定します。
Tera Termからリモート接続してみる
[ホスト名]にはラズパイの固定IPアドレス、[サービス]は「SSH」を指定し、[OK]をクリックします。
[ユーザ名][パスフレーズ]にはRaspbianのユーザ名とパスワードを指定し、[OK]をクリックします。
無事、Raspberrypiのユーザでログインできました!
以上でWi-Fiと固定IPアドレスの設定は完了です。
これでラズパイがインターネットに接続できました。また、他のPCからラズパイにリモート接続できるようになったことで、ラズパイにモニター、キーボード、マウスが不要になりました。机が広くなって作業環境もいい感じです!
ラズパイでは、リモート接続(SSH)の他、リモートデスクトップ接続やフォルダ共有の設定もできるようなので、またあとで挑戦したいと思います。
次回はカメラ、マイクモジュールの接続を行います。